新アニメ10・11話感想

次回予告は左之助と恵さん。とてもらぶにあふれていてうれしいかぎり('∀'*)
お二人はこんなかんじで夫婦になってくれたらとてもいいと思います。シモーヌは左恵派なのでっ!
ちょっこし残念だったのが、薫殿皆勤賞が途切れてしまったこと。
旧アニメにならい、次回予告は薫殿がかならず担当するものとばかり思い込んでいたので…(・×・`)
ちょっこし朗報だったのは、次回予告はパスしてもOKだったこと。
ただただやりとりの応酬だけでもいいという免罪符をげっとでき、これは薫殿と縁編もおおいに期待しちゃう的な!
毎回調子に乗って縁薫編はこ〜だったらいいのにな〜と即興劇場をお送りしてまいりましたが、次回話数をてきとうに決めてしまったため、やっべ残機減りすぎたの事態に陥りましてな…。やっちまったなー!
ですがそれも、免罪符のおかげで羽ばたけ縁薫の民妄想大作戦もやりたい放題ですやったね!
薫殿のお召し替え関連は妹とのコラボレイションでぜひともやりたいと思っております。
原作を読み返すたびに、縁が自分で薫殿のお着物を用意したの…? おリボンまで…?? えっそれって愛じゃん…???的な気持ちになります。さすが情緒バグってるナンバーワンイケメンと深い納得をする次第でございます、はい。

本編は恵さんが加わった日常から、助け出すために観柳邸まで殴り込みにいくまで。
おはぎをもぐもぐしてる薫殿と弥彦とてもかわいいですね…食べ盛りだものね…。
誰でもおいしく作れると恵さんはおっしゃいますが、アク取りにはりついてる根気がないやつには耳が痛いです。
原作だと恵さんが薫殿をからかいながらなでなでしてくれたのにカットされてしまったのがほんとうに残念でなりません…あれとてもかわいくて好きだったのに…。
なんとなーく、薫殿がぴゃあぴゃあするのが楽しくてやっている風に聞こえるのは、声優さんの技ですのう。
わかっていましたが左之助の言い方きっつい…薫殿がいろいろと聞き捨てならないわと怒ってくれたのが救いですね…。
ここから左之助が恵さんを医者としていちばん信頼するようになるまでが左恵の醍醐味。話が前後しますが、次回予告で恵さんのことを呼び捨てにするくだりがあったのとてもいいと思います! 結局呼び捨てを許してる恵さん好き…。
般若さんが貸本屋さんに扮して尋ねてくるのは、神谷道場は貸本屋さんのお得意さんだったということですね!
薫殿の教養が深く、よく読書をしているのがすごく好きなのでうれしくなっちゃいます。
新アニメでは、薫殿は観柳邸へ殴り込みはお留守番と原作通り。
旧アニメですと薫殿も同行して、御庭番衆のみなさまの最期を見届け、後に操ちゃんに伝える役割を果たしていて、それはそれでとてもよかったのですが、あの凄惨な場面を薫殿が見なくて済むのも、ほっとする気持ちもあります。左之助が朝ご飯とお風呂の用意を薫殿に頼むのかわいすぎる…嬢ちゃんの手料理は食べたくないって言ってたのに…薫殿と左之助のこういう気安い関係もすっごく好きです。
弥彦がついて行くときに、薫殿がとっさに木刀渡してくれたんだろうなあと勝手に補完してによによしてます。
恵さんに暴力を振るったのぜったいゆるせない。そもそも恵さんの時間を3年も奪い罪を重ねさせたのもゆるさん。
ファッキンクソ野郎こそ地獄がふさわしい。長時間死ぬぎりぎりまで苦痛にまみれて地獄に落ちろドクズが( ゚д゚) 、ペッ
蒼紫様が恵さんを幽閉したのは、観柳にあれ以上手を出せないためだったのでしょう。あのクズのやり口には反吐が出ますからね。蒼紫様がとくべつ優しいわけではありませんが、この頃はまだ修羅にもなっていなく、部下を率いる御頭そのもので、切なくなります…。やっぱあのクズ絶許。
弥彦がなるべく足手まといになっていないように描写してくれてとてもうれしくなりました。剣心と左之助の走る速度に追いつくのがやっとで、なにかとかばわれたり、それでも役に立ったりとがんばっていて胸が熱くなります。
うーむ、悩ましいですが、やっぱり一番弟子の活躍は薫殿にも見てほしかったですのう。
ガチギレした剣心のドスの効いた声はこわくてかっこいいですなあ。
新アニメでまっさきにすとんとはまったのが、り薫殿とま弥彦で、最近やっとた左之助にも慣れてきて(まだうえだ左之助が恋しい)、さ恵さんもぴったりだなあと思っております。逆にそま剣心がなかなか馴染まなくて…。
普段のやさしい語り口より、低い声での話し方のほうが剣心っぽいなあって。これもまだ剣心が意識的に壁を作っているからなのかしら。自分が輪の内側に入らないよう、細心の注意を払っているのかな…。自分が殺した(害した)人の顔を全部覚えている人だから…わかっていてもさみしいですのう…(´・Д・)
11話は戦闘と剣心の理念が中心でしたね。
何回でも言うのでしつこいでしょうが、薫殿が中心にいるからこそみんなが集まれるあたたかい居場所になるのだと思います。
あのやさしい女の子が一生懸命に守ってくれる居場所は、とても居心地がいい家ですもの。
剣心を否定したいわけではありません。でも、彼がどうして剣をふるうのかを知らせない、知らないで語るのは、片手落ちな気がしてしまいます。そんな剣心の卑怯さ、いえ、卑怯は言い過ぎですね。語りたがらないのも無理はありません。剣心のずるいところはけっこう好きです。
薫殿がじゃがいも剥いてたのは芋のにころばし作ろうとがんばってたからかな('∀'*)
一生懸命な表情が一瞬だったのでそこだけ一時停止してじっくりみました。がんばってる薫殿ほんとめんこい…好き…。
ああ、早く恵さんを薫殿がいるあたたかい居場所に戻してあげてほしいです。
剣心が弥彦を抱えて移動してるのとてもかわいかった…ジャストフィットサイズ…。
蒼紫様戦では迫力のある戦い待ってます。あと薫殿ロスがすごいので早く会いたいです!


  • 2023.09.21




新アニメ8・9話感想


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9話予告はあらゆる意味で衝撃的でした…。
あのかわいい薫殿が後ろ手に縛られ猿ぐつわなんて破廉恥すぎる…なんて艶っぽい声…ごちになりやす…!
というような気持ちがなかったとはとても申せません。全力で脳内再生機能装置に録音しましたぐへへ。
いやでも! 薫殿のあられもない姿を、剣心が見るのは、まあ、5億歩譲って許してやらないこともないとしても、弥彦の今後の性的嗜好にたいへん悪影響で燕ちゃんが気の毒だし、左之助はおいおい嬢ちゃんどうしたひでぇ目にあったな的な反応ですぐほどいてくれると思うのです。
そこはかとなくコメディ色が強い次回予告ですが、正直、男性陣の反応にドン引きしてしまいまして…。
しつこくねちこくぐちぐち言いますが、薫殿を粗雑に扱われるのは非常に気分が悪いです。わしは執念深いんじゃい。
脚本を書かれている方は、お笑い要素だとしても、30年前の感性引き摺ってるんちゃうかとうたがってしまいます。
予告は予告、本編は本編とまったく別のものとして楽しめばいいとは思うのですが、熱烈薫殿大好きモンペッペは一般的に些細なこととくくられることでも、薫殿に対する粗略な扱いには過剰に反応する鼻息ブンブンモンスターなので、いつだって臨戦態勢でエアパンチングしております。おらおら、やんのかおらあ!!
でも薫殿のえちちな声はときどきでいいのであってくれるとうれしいのでどうかお願いします。へへへ…。
だんだん、薫殿と縁の回があったらこうならいいな妄想次回予告も、普通の縁薫こぼれ話に。いやあ、ついつい。
楽しく、テンポ良く、面白く、くすっと笑えて、原作や旧アニメ、時勢ネタも盛り込んだ即興劇を目指していましたが、
もうむりー! 縁薫がいちゃいちゃしてるとこが見たい欲求に勝てない!!
けっこうたまってきたので、文字でまとめたのを置いておきました。
かわいく画像加工してくれてありがとう妹! 妹はすごいんですよ、ものの数分でぱぱっと作ってくれちゃうのです。
文章担当シモーヌ、絵担当妹と、分業制が完璧にできあがってるのでお姉ちゃんはとってもありがたいです。
いままでは偽者だったという薫殿が、まさかの引き続きジェーンドゥでとまどうばかり…。
薫殿が薫ちゃん(偽)を倒したということは、男性陣もいくら薫ちゃん(偽)でも手を上げるのは憚られたということかしら。ちょっと溜飲が下がる気持ちです。ところで偽者でも薫ちゃんが二人いるということは本物を縁にっていうのもぜんぜんアリじゃない!? 次回予告のときだけでもいいから、ねっ、ねっ!!!

本編は恵さんとの出会いと御庭番衆のみなさまとの戦い。
恵さんはもう少しばちばちの美人に描いていただいてもよかったんじゃないかしら…。
左之助があまり女性の容姿に関心がないとしても、かなりの美人だなと思うくらいには恵さんは美人だと思うのです。
かわいい担当が薫殿、美人担当が恵さん、キュート担当が操ちゃん、なのですし。
とてもありがたかったのが、神谷道場の全景を見られたことです。とても広いお屋敷ですのう。
ひなたぼっこのできる縁側や、植樹と植え込み、門構えや聚楽壁。察するに、相当身分ある方のお家だったのでは…?
薫殿のお着物コレクションも欲しいですが、神谷邸の間取りもぜひぜひ見てみたい。いつかシムピープルで再現するためにも…!
薫殿が剣心のご主人様になる想像するの、発想がたいへん子供っぽくてかわいい…。声もほんとにかわいい…。
弥彦はヤクザに関わってたから賭場くらいでは動じないの、世の中の裏を見すぎた弊害が…薫殿、教育がんばって…。
きっと薫殿は、左之助には刃衛の遺言を話したのでしょうなあ。
剣心はちがう、もう人斬りではないんだと、後押ししてほしかったのかもしれない。立ち回りが上手な左之助のことだから、ちゃんと薫殿が欲しい言葉をあげて、ついでに剣心の湿っぽい気分を晴らしてやろう、というところでしょうか。
このあとの薫殿と左之助の距離がかなり縮まっていた様子からも、そういうやりとりがあったんだろうなあと、うれしくなります。
土井先生が解説をしてくれるのですが、元々は麻酔代わりに使われていたが副作用の重さから禁止になっていったと、少しでいいから追加の説明もあったらよかったですのう。名医の恵さんだから精製できたのは、もっと違う使い方を、たとえば末期の痛みを和らげるとかの、麻薬だろうと使う必要性があったからだと思うのです。
それを強要されてただの金儲けの道具にされて、恵さんにはどんなに辛かったことか…。
左之助も、ダチが死んだことに憤るのはわかりますが、恵さんを深く傷付けてしまい、きっと後でとても後悔したろうなって…。シモーヌは断然左恵派です。
薫殿の考える男性の裸像がかなり貧困なかんじで、それでもかあっとわかりやすく赤くなってしまうの、最高のさいつよに乙女まるだしでもう手を叩いておどりだしちゃうヤッホッホイ! いいぞぉそういうのどんどんちょうだいおかわり!
あと道着を着てるときはかなりお胸のあたりが豊かに描かれているのは作画担当さんに癖(ヘキ)な方がいらっしゃいますね…?わかりますすごくわかります…!晒しを巻いててもわかるラインは至高…!!
薫ちゃんはジト目もかわいいから困ります。もう全部がかわいい。
悪友と賭場に行って美女お持ち帰りのトリプル役満の報いをその身に受ければいいふーははははは!
ちゃんと剣心と左之助の後始末として、恵さんに丁寧に謝る薫殿はよく躾られたお嬢さんでほんといい子。
でてけーと追い出すとこで薫殿が弥彦はちゃんと中に残してるのかわいくてにやけちゃった。いい改編!
今後の作戦を練るために部屋にこもる剣心と恵さんが気になって気になって仕方ない薫殿ほんとかわいい…ちゃんとお家に入れてあげたのもえらい!
薫殿はにぎやかな居場所を求めているけれど、薫殿がいるからにぎやかな居場所になるんだよと、誰かが言ってくれないものかしらと、切に願ってしまいます。
左之助のにやっと笑いながらの「出歯亀はよくねぇなあ嬢ちゃん」の言い方があんまりやさしくて、わあ左之助がしゃべってる…という感慨深い気持ちになりました。
「だってだって」の薫殿のしゅんとした子犬みたいな泣き顔…! 左之助のなぐさめ方も満点!
本放送時はそこだけ5回は見て、妹と神回すぎる…と二人で天に感謝をささげました。今週だけでも10回は見ました。
「じゃあ左之助もそうなの?」は、恵さんを助けようとしている風に見える薫殿からしたら、とうぜんの問いかけだったのでしょう。薫殿のこういうやさしくてあまい聡明さがほんとうに好きです。
失敗は二度としないとかいいながら失敗するひとだ〜れだ〜〜?? みたいな薄暗い気持ちになってしまうのやめたい…
でも縁と薫殿にはどうしても結婚してほしいんだ…縁も薫殿もしあわせになるために……。縁薫結婚しねえかな〜。

原作をとても丁寧に踏襲してくれているので、味方も敵も解説をいれてくれるのがありがたいですのう。
とうぜん隙のあるうちに逃げようとする恵さんを止める薫殿の凛々しい声がとてもかっこかわいい…。
たぶん、この「戦いを見届けなくてはならない」というのは、それこそ武士同士の果たし合いの見届け人であることを踏襲しているのかなあ。
明治という時代においても、そのしきたりが連綿と続いているのは、はたして良いのか悪いのか…。
るろ剣では、腸をこぼしながら戦うほどの描写がないので、薫殿や恵さん、弥彦がそれほど凄惨な戦いを見ることがないのはほっとします。人誅編は辛いけど…。
薫殿が頼りになる仲間といえるようになって、もう、保護者のつもりのシモーヌはむせび泣くばかりです。
よかったね、よかったね…もう薫殿はさみしくないね……。
だからこそ、いつまでもみんなといっしょにいたいと思ってしまう、そういう薫殿の切なる願いが叶ってほしい。
だれもあの子をひとりにしないであげてほしい。また妄言をいいますが、薫殿をひとりぽっちにしないのって、縁だけなのです…己の信念、理想といったものを、縁はほとんど投げ出しているから、そのままそばにいてあげられるから…。
弥彦のことを「もう、この子は」って呼ぶ薫殿のお姉ちゃんさが好きすぎてきゃーきゃーしちゃいます。
薫殿と弥彦の関係性がすっごいすっごい好きで…何百回でも言いますが、OVA星霜編の薫殿が弥彦に甘えて、薫殿に甘えてもらえたのがうれしそうな弥彦の場面はほんと最高すぎて国宝に推薦されてもいいと思いますほんとほんとに!
大変なことになってしまいましたが、「自分の弟子をもっと信じろよ」を最後まで言ってくれた中の人と音響担当様ほんとうにありがとうございます感謝がはちきれそうです。原作で途中になってしまってて、それは大変な状況の描写としてはわかるのですが、ちゃんと言ってくれてほんとうにありがとうございます…!
解毒ができて一安心というところで、弥彦をぎゅうぎゅうしてる薫殿ほんと尊い…円盤買おうと決めた瞬間でした…。
恵さんのお父様が総髪ではないの、ほんと最先端の医術を学んだお医者様だったんだなあと納得です。
新アニメの良いところはたくさんありますが、主要人物の家族の姿も描いてくれるのがとてもうれしいですのう。
できればお顔も見せて下さるともっといいと思います。
恵さんがひとりぽっちと聞いて悲しく辛そうな顔をする薫殿は、ほんとうにやさしい子ですね…。
対照的に左之助が冷静に聞いているのは、辛い身の上話も噛み含んで、恵さんがいったいどういう経緯で狙われているのかをしっかり考えているのでしょう。そういう冷静さがあるくせに、恵さんにきつくあたるのは男らしくないぞっ。
薫殿が恵さんに牽制にもなってない牽制するのすごいかわいい…え、それが牽制のつもりなの?ってびっくりしてる恵さんとってもかわいいね…今後はぜひ薫ちゃんて呼んでくれるとうれしいです。ついっくすの毎日一言予告で、恵さんが薫ちゃんて呼んでたの、最高に最高だったので…。
薫殿と恵さんの距離が近くて、女同士の軋轢みたいなのがなくなってくれたらって心底拝んでます。
あれとても苦手なんです…どう考えても恵さんは左之助に心を寄せるのが自然だし、ワケありだとわかっていて匿ってくれた薫殿との関係を女の戦いみたいにされるのが納得いかない。女性がみんな強い剣客になびく描写はいらんとですよ…。
それよりも、恵さんが薫殿を手の掛かる妹扱いしてるところが見たい!! はあはあ…いかんですな、ここらへんになるとつい熱くなってしまいます…妹ともこの件については完全同意なので、二人していつも薫殿と恵さんのさや当てはいらんマージでいらん!と語り合ってます。理想は実写です。
で、で、新アニメオリジナルのCパート!
艦船と怪しい倉庫と積み荷! ここまで揃ったら期待しちゃうじゃないですか! 縁の顔見せあるんじゃないかって!!
めちゃくちゃ期待しましたよね…反動でものっそいがっかりしょんぼりしました…………。

わざわざ人様に言うことではないので、お気を悪くさせたら大変申し訳ありません。が、武田観柳はどうしても許せない人物です。恵さんと蒼紫様にした仕打ちを考えるとどうやっても好きになれません。北海道編でどうしてああいう展開にできるのか、まったく理解できない。なので不信感でいっぱいです。
だからいまは読まずに、薫殿と縁と越路郎さんが出てくるまで待つことにしています。
だというのにまさかの観柳が推し声優さんが担当で…素直によろこべない……。
縁もでてこなかったし…はあ……(´・Д・)


  • 2023.09.07




新アニメ6・7話感想


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だんだんと次回予告がさっぱりとしたものになってしまい、落ち込む今日この頃です。
ひとりぽっちを怖がる薫殿が、家の中をあちこち探して回っているのを想像するだけで涙がちょちょぎれます…。
かこつけておいてけぼりの語源を持ち出してしまうのも致し方ないことです。うせやんかわいそうやろ……。
厚顔無恥に言いがかりをつけますが、次回予告を書いていらっしゃる方は、薫殿は多少粗雑に扱ってもいいと思っていらっしゃる…ような…。いやいやまさか、この令和の世にそんなモラルが低いわけは…モンペッペの被害妄想ですよね…?
薫殿が大事でかわいくて仕方ない身としては、昔の悪しき因習を嗅ぎ取ってしまった的な…。
いえ、ぜったいに、そんなことはないはず。
だって本編はちゃんとしていて、薫殿が原作通りのとてもかわいい女の子ですし!
もっとこう、わちゃわちゃ楽しくにぎやかで、薫殿のこわいものしらずなちょっこし傍若無人ぷりに、周りは振り回されながらも楽しそうだからいいか、みたいな雰囲気の次回予告が戻ってきますよう、心から祈っております。
というわけで、薫殿と縁のターンはきっとある! デュエルスタンバイ!
的な期待をぐいぐい寄せております。目下の野望は、薫殿が縁のことを縁と、縁がお前ではなく薫と呼んでくれないかしらと壮大な夢を胸にドキドキそわそわタイムを絶賛過ごしております。言うだけはロハだから!!!!
縁はともかく、薫殿は原作でも縁のことをちゃんと縁と呼んでいるのですよね。
シモーヌは長らくあれは誤植だと思い込んでいたのですが、読み込めば読み込むほど、あっこれついぽろっと口にしてしまったんだと気付いてしまい、見てはいけないものを見てしまった気分になったものです。いいぞぉ!最高!!

本編は刃衛編。
「人斬りふたり」のタイトルがほんとうにすごすぎてめまいがします。
こんなにも隙間のひとかけらもない、薫殿にとってはあまりにもしんどいことはないと、モンペは胸を痛めるしかありません。こんなすごいタイトル思いついてみたいとものすごくうらやましくもあります。
薫殿の料理がいまいちなとこは本人もよくわかっているのがかわいいので、続投でよかったです。
縁の「不味い」が聞けると確約されたようなものですもの。こいつぁまちがいなく勝ち確だな! やったぜガハハ!
左之助が教えてやろうか、っていうのすごく好きなので、薫殿にはごめんねの気持ちで拍手してしまいます。
意外といってはあれですが左之助は生活能力ある人ですし、薫殿はびしびし指摘してもらうスパルタくらいが丁度いいんじゃないかしら。フォローする剣心の笑顔が面憎いほどかわいい…この感情はどこへ持っていけば…。
ここらへんから薫殿の言葉遣いが、ときどき、ちょっこしわるくて、男の子っぽさが出てしまうところが、口の悪い弥彦と左之助の影響を少しずつ受け始めてるのがわかってほんともうべらぼうにかわいくって…(*ノノ)
青い染め帯と結び紐の色合わせかわいい…おしゃれさん…。ぽいぽい物投げちゃうのもおてんばちゃんでかわいいね…。
薫殿の一挙手一投足がかわいい…もうかわいいしか出てこない状態になっております。薫殿強火担当もんぺっぺなので!
署長さんをきちんと道場でお迎えしてくれてほっとしました。お客様ですもの、家族みんなできちんとお話聞かなきゃ!
薫殿が凶賊のことを知っているらしい剣心に心配そうな目を向けるのがまたいじらしい…。
余計な心配をかけまいと詳細は話さない剣心は結構ずるい人だなーと思ってしまいます。
薫殿のためだと重々承知していますが、そういうとこやぞ! 朝早く起きてお風呂沸かしておいてくれる早起きが苦手なやさしい女の子なんやぞ!!
今回いちばんががーんと衝撃だったのが、薫殿と弥彦が別室で寝てたことでした…どうして…どうして……。
だって原作でもちゃんとお布団並べて寝てたのに…あれすごいかわいくて大好きなのに…どうして…オアシス運動よくない……。
男女七歳にして的なあれなんですか! そういうのいらない配慮だと思います! 薫殿と弥彦がお布団並べて寝ててもちーっともおかしくないむしろごく自然なかんじじゃないですか!! ほんとに、どうして…。。゚≡≡゚(* ノωノ)゚
薫殿が寝るときに三つ編みにしてないのもぎゃーすか文句をいいたいです。ゆるく編んだ三つ編みがとてもいいかんじなのと、時代的な描写としてとてもすばらしかったので、そこは原作を大事にしてほしかった…縁が薫殿の髪をほどくのがド性癖なので変えられるとものすごく困るんです…円盤ではぜったい直してほしいです……。
帰り道の朝霧の中の街並みが、まだ江戸の色を残しているのとてもいいですね。表店の看板がしまってあるのが細かい。
すやぴぴしてる薫殿にきゅんきゅんときめいてしまいます。足が地面についてないのも最高すぎますね…薫殿ちっちゃいから…もう一人じゃないものね…安心して縁側でお昼寝できるようになったんだね…弥彦がちゃんと側にいてあげてるの最高…でもお布団並べて寝てないと薫殿が一睡も出来なかったってわかるのおかしくないですか…絶対おかしいやろ…やっぱりいっしょに寝てるほうが自然じゃありませんか…。
どうしても薫殿に肩入れしてしまうので、お聞き苦しいかと思いますが、薫殿はけして弥彦のことを忘れていたわけではないと思います。ただ弥彦がまだ子供だったからだけなのです。
なにより、薫殿が取り乱す理由は、自分を守ってくれる保護者を失うのが怖かったからなのでしょう。
立て続けに頼れる人を失った16、17歳の女の子が、まだ守ってくれる人を必要としている薫殿が、いくら頭では剣心の邪魔になるとわかっていても、心がどうしてもついていかないのを、だれが責められるでしょう。剣心に諭されるまでもなく、薫殿だってよくわかっている。悲しいくらいに賢いのに、ああした子供のようなわがままを言ってしまう薫殿がたまらなくいとおしいのです。
(ここ薫殿が剣心の重荷になってしまうと思い込んでしまうとこ1カウント)
ちびりそうなくらい刃衛の目が恐ろしいんですが、薫殿は負けないで言葉で噛みついてるの、もう百回褒めたおしても足りない。でも薫殿を拘束するならこちらも原作通りでよかったんじゃありません…? 腕を縛られてるのはえちちすぎるから…? 薫殿があえぐ声はそっくりおかずにさせていただきますありがとうございますありがとうございます…。
こんなかわいい薫殿がお嫁さんの剣心が妬ましいぐぎぎぎ…!
刃衛の遺言から、すでに剣心が薫殿に別れを言わなければならない下地が出来ているの、ほんとうに物語としてすごいなあって。人斬りは所詮死ぬまで人斬り。この呪いの言葉を、剣心が受け入れられるようになって、おまじないに変わっていくのを、新アニメでは丁寧にゆっくり描いてもらえたらなによりです。
かたじけない、と言われ返してきょとんとしてる薫殿かーわいいですねえ! いえ、どうも? って! めんこい!!!
弥彦と左之助が外で寝てるのも、帰ってこない薫殿をあちこち探し回って、それはもうくたくたになるまで走り回ってくれたんだろうなって…新アニメの、こういうやさしい描写はじんと心に染みますね…もっとください…。
あと次回予告の薫殿がまた命の水になってくれること、マジマジのマジに願ってますので、どうかよろしくお願いいたします。


  • 2023.08.24




新アニメ4・5話感想


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本編はもちろんなのですが、次回予告が命の水パーリタイムとなっている今日この頃です。
いまのところ、薫殿とどなたかが、お茶目におふざけも盛り込みつつ楽しい内容でうれしいかぎり。
なのですが…ちょいちょい、細かいところで、たとえば6話予告は薫殿と左之助だったのですが、左之助は薫殿に対して「てめェ」なんて言わない…! ぜったいに、言わない…!
というような心持ちになり、がっくりしょんぼりする次第でございました(・×・`)
シモーヌはガチガチに薫殿ラブ強火もんぺっぺなので、予告がウィットに富んだジョーク風でも、明るくほがらかで気持ちがやさしくて、ちょっぴりわがままなところがある女の子な薫殿であるなら大満足です。
さじ加減がたいへん難しいところだとは思いますが、そこんところ注視していきたい所存です。
はてさて薫殿と縁の回はあるのだろうかというのが目下の懸念事項でもあります。
もしも、あってくれたら、めちゃくちゃうれしくてハッピーで飛び跳ねて勝訴の紙を持って走り回っちゃう自信があるのですが、薫殿と縁の関係をふまえると、いやどうだろう別次元だとしてもあれ的な…みたいな気がかりがあります。
振り分けるならケンカップルの縁と薫殿ですが、ぜひとも年相応な丁々発止のやりとりをしてほしい!
でもあの絶望的なるろ剣でいちばん残酷な場面のあとに…うう、どうかな…きっとわかってても泣いてしまう…。
苦悩はひとまず棚上げして、上記のようなセルフ次回予告妄想に励むことにいたしました。レッツ妄言!
妹が見やすい画像に直してくれるので、お姉ちゃんはとってもありがたくうれしいです('∀'*)
あくまでさりげなく、ちょいちょい縁薫みをギリギリラインで攻めて盛り込んでいきたい。そんな心意気です。ガハハ!

本編は左之助との出会いから仲間になるまで。
生活費のことを心配しなきゃいけない17歳の薫殿がかわいそう…縁と結婚しよう頼むマジ本気で…
などと思ったり思わなかったりしながら、あらためて、薫殿の家族はいったいどういう素性の方だったのかしら?と好奇心の虫がうずくばかりです。
お父上である越路郎さんと祖父は、禄をいただいていた身分のお家の方だったでしょう。
ただし家を継ぐ長子ではないはず。絵も剣術も学問も、習うには束脩が必要です。それら諸々を出してもらえるだけの余裕はあり、神谷道場として家屋敷がいまも残っている…。
北海道編は、受け入れ難い展開があって、薫殿か縁か越路郎さんが出てくるまでは読まないでいようと心に決めているのですが、いつか薫殿の身辺も詳しく語られたらいいなあと心待ちにしています。
余計なことばっかり言って、薫殿にでこぴんされてしまう弥彦のほほえましさったらありませんね。にまにましちゃう。
親身に面倒を見てくれる人に対しての弥彦の礼儀の無さはどうかと思う部分もあるにはありますが、薫殿自身がおおらかで許しているので、そこは変わらないままなのでしょう。
きはだ色の着物に若草色の帯の組み合わせがとってもおしゃれさん('∀'*)
着物の合わせかたなど、まーったく知識もないド素人ですが、毎回薫殿のお着物の色の取り合わせがいいなあって。
きっとお母上から継いだ大切な着物なのでしょうね。薫殿はとてもお母上似の美人さんなのだと信じていますが、こちらも詳細を知りたいなあとずっと願っています。
円盤の特典に薫殿のおリボンとお着物図録などあったら速攻ぽちっとなしているのになー。
古銭、古物に詳しい妹いわく、50マソ円くらい(よかったね…!)になったんじゃないかなあということで、牛鍋屋へ。
妙さんもやわらかい声がとても似合っていて、薫ちゃんがぱあっとうれしそうになるの、友達に会えてうれしかったんだなあと心がほどけるようでした。流派を騙られていた間はきっと自重していただろうから…。
薫殿がご機嫌なのも納得。それを見ている剣心の笑った顔がやさしくて…胸がくるしい…。
ですが、弥彦をなでなでする薫殿がなかったのは断固抗議したい! なんでカットしたんですかひどいひどい!!
弥彦は満足に両親に甘えることができなかった子で、薫殿からもらうからかいも混じったふれあいも、ほんとうはとてもくすぐったく思っていたはずです。
薫殿と弥彦の関係性が好きすぎるひいき目はありますが、積み重ねがあってこそ、薫殿に頼ってもらえるようになったのが照れくさくてでもうれしい…という風になるのです。いつのまにか薫殿が家族と同じくらい大事になるんです……。
左之助に関しては慣れるまで時間がかかりそうです。どうしてもうえだゆうじさんがよかった派なので…。
まだ剣心がどこか壁を作っている時期ですが、チンピラもどきには容赦なく淡々とおどす声がかっこいい…。薫殿には聞かせない声の出し方ですね…。
気にかけてやらなくていい他人には欠片も興味を持たないの、やっぱり元々の性格なのかな…。 
脇を固める声優さん豪華でいいですのう。
あのあの、言うだけはロハなのでずんどこ希望を声高に申し上げておきます!
外印さんは菅生隆之さんで決まり! まちがいない! だってそういう声で脳内再生されたのです!
キネマ版外印さんは遊佐浩二さんで!!! 言うだけならロハだから精神忘れないでいきたいですね!!
恥ずかしながら原作初期部分で忘れているところが多くて、左之助が自分で京都まで調べに行ったのにびっくらしました。あれー!? 津南さんに真偽を調べてもらっていて、その結果を聞いてから喧嘩を売りに行くんだと…ごっちゃになってました。左之助と津南さんの湿っぽくない友情も好きで、すっかり最初から付き合いは続いているのだと思い込んでました…。
縁側でひとやすみしてる剣心と薫殿と弥彦におh…と目を覆ってしまいました…まぶしすぎて…。
薫殿の書物を読むときの姿勢の良さが性癖ドストライクなのでどんどん描いてほしいですね。あわよくば弥彦に経書を読み聞かせてしっかり教えているところもお願いします。
見逃してはいけないのが弥彦がちゃんと剣心の過去を知って、その上で飲み込む時間をくれたこと。
まるで子供がひとつ階段をのぼったのを見守る薫殿と剣心を見ていると、多感な年頃を神谷道場で過ごせた幸運が、どれほど弥彦を強く頼もしくしてくれたことかと胸が熱くなります。
薫殿もね…喜兵衛にだまされたのはわかっているはずなのに、まだ信じられないように呼びかけてしまうあまちゃんさがとても愛おしい…ここで怒ったり責めたりできないのが薫殿なんだなあ…しっかりしているようで、ちっともしっかりしてないお嬢さんでたいへんかわいらしくて好き…。
剣心と左之助の戦いも見守る薫殿の、口元に手を当てて息の呑むところとか、ほっとしたときの胸に手を当てる仕草とか、とても心配そうな色をたたえた瞳の、なんと気丈さで可憐な少女だろうって溜息がでちゃう。好き。
講談社学術文庫がとても詳しく解説してくださっていて、その中に書かれていた隊長さんの血がついた遺髪を実の娘さんが持っていて、隠れるように生きる道しか残っていなく、辛く誰にも言えない境遇にいたのだと知って、これはなんとしても左之助と恵さんが邂逅するお話があってもいいはずだと恃んでいます。
人質に取られそうな弥彦と薫殿も最高でしたね…!
さっと前に出て薫殿をかばう弥彦と、動けなくても弥彦に逃げなさいと言う薫殿がほんと最高すぎた…めちゃくちゃ最高の追加シーン…500億回見たい薫殿と弥彦コレクションがまた増えてくれたしあわせ…令和アニメほんとうにありがとう…。
純粋な、あまりにも真摯で純真な薫殿の叫びは、ぐっとこたえます…ね…。
薫殿と弥彦が剣心をなぐさめるような励ますような、こういうちょっとした会話が、原作で充分足りていた部分を補強しすぎるほどで、うれしいような落ち着かないような、じつに複雑な味だなあと思います。
薫殿のリボンと合わせた少し淡いお着物もとってもかわいい!('∀'*)
ほんと薫殿のお着物図録でないかな…すっげ欲しい…薫殿のお着物グラビア欲しすぎる…ちらっとえちちだともっと良いと思います…薫殿の令和おリボンのかわいさは後世に広く深く残すべき…。
あ、でもいまいちばん欲しいのはOPのキラキラ笑顔の薫殿のブロマイドです! ポスターでもいい!! 壁紙でもいい!!!
あの無垢な笑顔をどこかに閉じ込めて永遠に独り占めしたいと、誰が思ったとしても、どうして罪に問えましょうか。
毎週恋をして、恋に落ちて、まっさかさま。はあ、薫殿かわいい好き…。縁薫結婚しねえかな〜〜〜……。


  • 2023.08.10




新アニメ2・3話感想


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いつか自慢しようと目論んでいた、縁薫アンソロに寄稿させていただいた妹画の縁薫マンガです!
縁と薫殿がこんなかんじに過ごしていたと思うとハートがギュギュンとしません?しますよね!!
縁のどこが好きって、わりと薫殿の問いや質問にちゃんと答えてくれるとこなのです。
たまに解説も入るあたり、一度自分の縄張りに入れてしまった薫殿に、ちゃんと応対してしまう。
無害そうな愛想のよい若造風なときはなんとまあ口数の多い人だろうとびっくらしますが、素の縁は褒められる態度を取れる性格ではありません。そういう縁が薫殿にかまったりかまわれたりしているのだと思うと、はあ〜縁薫結婚しねえかな〜〜と呟かずにいられませんのです。ガハハ!
それにしても同じ遺伝子なのにこのほのぼのさ…妹の心のやさしさがそのまま現れているようだとお姉ちゃんは思うばかりです。
シモーヌはまーったく気が付かなかったのですが、1コマ目は暗転入滅の縁と薫殿が対峙するシリアスなあの場面のオマージュなのだそうで。ま、まじか…あの絶望の深さが地獄の底につきそうなあそこを…と感嘆するばかりでした。


さて、引き続き新アニメと前日の次回予告の薫殿をわくわくしながら待ちわびている今日この頃です。
薫殿が登場する回は絶対にリアタイしようと固く誓ったのに、さっそく寝過ごすというギルティをやらかしました。
薫殿がかわいいの会強火担当もんぺっぺとして…これほどの不覚はありません…いやもう…やらかした…orz
配信があったりとなにかと便利な世の中になりましたが、新鮮な薫殿を摂取できなかった無念さときたら……あほー!
ひとまず気を取り直して、妹といっしょに2、3話を3回ほど再生して、無念はちょっこし果たせたと思うようにします。

原作での2〜4話をとてもうまく再編成していて、そうか、弥彦の成長はここからになるのだと感慨深くなりました。
なにより薫殿がかわいい! 一挙手一投足がかわいい! まだこの頃は、胸に感情をしっかりとしまっておけなくて、すぐに表情に出てしまうところがほんとうにかわいくて大好きです。すぐに表情に出てしまうのは、この1年後には少し控えめになりますが、それでも、うれしいかなしいさみしいといった感情がわかってしまう素直さがとても大好きです。
若干苦言を申し上げるとしたら、出稽古にいく際、薫殿がリボンをしているのは解釈違いでした…。
切り裂かれないといけないリボンちゃんだったので、仕方ないのはわかりますが、おれっちは薫殿もんぺっぺなので、彼女の剣士としての信念をないがしろにされるのは悲しかったです…。
あと、これは常々、いえ、ずーっと昔から引っかかっていたのですが、弥彦の口の悪さはそのままなのですね。
ヤクザなんかに拾われていいように使われていたら、仕方ないのはわかります。
弥彦の生意気さはそのまま彼の誇り高さからくるものだともわかっていても、いえ、わかっているからこそ、弥彦がとても頭のいい子で、言葉がかんたんに人を傷付けてしまうのをわからないはずないと思うからこそ、フォローがほしかったです。
師範代とはいえたった17(16)歳の女の子が剣術道場を背負っていこうというのは、常識的に無理なはずです。
でも、神谷道場は父や稽古仲間のいた、薫殿にとってすごく大切な居場所だった。
たった一人の家族である父親がいて、切磋琢磨しながらにぎやかな声にあふれていて、けして規模は大きくはない流派だけど、お父さんの信念が通った、薫殿にとってなによりも大切な居場所だった。
薫殿がうっかり好々爺にだまされそうになるのも、よく素性のしらない剣心を引き止めてしまうのも、それはやさしさを含んでいるものだけれど、ひとりっぽっちになる怖さを知ってしまった女の子の、もうひとりになりたくないという痛々しいほどの心の吐露です。
それがわかったから剣心は留まってくれた。その後の運命を思うと、ああこれは浪漫譚なのだとしみじみ思うばかり。
話を戻しまして、弥彦が、門下生が戻ってこない理由を正確に指摘したとき、薫殿は少し悲しそうにします。
自分には父親ほどに人に剣を説く技倆もなく、人望の重みも無い(これは彼女がまだ少女だからで、けして薫殿の責任ではありませんが)のを、痛いほどわかっているからです。
弥彦だって、言い過ぎてしまったとばつが悪そうにそっぽを向いてしまいましたが、そのあとに、生意気な口調でたったひとことでいいから、言い過ぎたことを薫殿に謝ってほしかった。ちゃんと一礼して道場に入っていましたが、どうしてもそれだけでは足りないと、つい思ってしまいます。
薫殿と弥彦の関係性がものすごく好きなので、今後、どこかできちんとフォローがあるといいなあ。
だってこの後、自分を放って違う男の子を指導していると、俺を差し置いてと嫉妬してしまうんですよ?
自分は絶対にシスコンじゃないと言い張るタイプの弟っぷりで、そこから弥彦を好きになったのをよく覚えています。
ああ、ほんとうに、縁が少し目線を下げて、薫殿と弥彦を見ていたら…心境の変化までは絶対に望めないとしても、薫殿のあんな姿を見なくて済んだかもしれないのに…。
マントしてる縁は80点、してなくても150点で好きですが、縁の視野の狭さが引き起こしたたくさんの人を傷付ける行為は、どうしたって、度し難い。そういう縁をどうにかしてあげられる可能性があるのが、渦の真ん中にいることになってしまった薫殿だというのも、まったくもって運命を動かす力とはねじ曲がっていますのう。


  • 2023.07.22