新アニメ31話感想

剣心が女性を呼ぶときの〜〜殿という響きがいちばんやさしいのは、最初から薫殿なのがほんと好きです。
薫殿にはやさしく見守る兄のようで、恵さんには元から恩義などないよという風で、操ちゃんには時折たしなめるようにと、ごくごく僅かに、ほんのちょっこしですが、声の色合いが違うのがほんとうに好き。
操ちゃんには不躾なこともぽろっと口にしてしまうあたりの関係性も好きです。
剣心と操ちゃん、左之助と薫殿とは違いますが、それぞれに友愛を持っているのがいいなあって。
翁の声は千葉さんで、おおーっとなりました。イケイケ好々爺と拷問もしてのける元隠密筆頭株にぴったりです。
後に翁は蒼紫様へ文字通りの血文字の文を送りますが、あそこで蒼紫様が葵屋の面々が志々雄様の配下になど負けるはずはないとほとんど言っているの、もう、すっごいかわいい人だなあ!!って好感度がギュン↑と上がってしまいます。

そして待ちに待った薫殿と弥彦!!
はあ、やっぱり動いて喋っている薫殿はかわいいですのう…(*ノノ)
手甲脚絆と杖の旅姿になんとも色っぽさを感じるのは、やはりワケありに見えてしまう、薫殿には似合わない影がついてまわるからかしら。女性の一人旅は、ほんの10年前は許されていないものでしたから。
薫殿から得られる栄養素は全人類を救う…後れ毛がとってもえっち…ええてええて、早く縁のお嫁さんになろうや…。
何度も繰り返して申し訳ないのですが、どうして皆して薫殿にだけ剣心を支えろ、もっとがんばれ、と言うのだろうと常々ぶつくさしつこい奴ですが、かといってそういう皆を嫌いなわけではないのです。むしろ好きだからもやもやするのだろうなって。
それに、皆の中には弥彦だけは含まれてはいないのです。
弥彦は薫殿にいつも元気でいてほしいだけだと思うからです。
弥彦にとって薫殿はそんなに年も離れていないくせに口うるさい師匠でいつも自分を優先してくれなきゃいけないお姉ちゃんで、だからこそ、恋を失ってうちひしがれる薫殿をなぐさめることも立ち上がらせることもできない自分が情けなく、それほどに傷ついたのだとわかっているからどうにかしてやりたくて1人奮闘して…そうして導き出したのが、やっぱり薫殿が笑顔でいられるのは剣心の傍しかないのだと思ったからこそ手をぐいぐい引っぱってきました。
剣心のため、ではなく、薫殿のため、なのです。
弥彦は辛酸を舐めて生きた期間があった男の子ですから、口には出したりしないけれど、剣心と薫殿の2人がどれほど大切で大好きなのかは、よくわかります。どっちも大好きだから、どちらが悪いかなどと怒ったり喚いたりするより、なんとかしてやりたいけれど、その度に自分がまだ子どもであることを思い知らされて、なにくそと諦めず自分に出来ることをやってみる。
それが、今回の薫殿を京都まで連れてきて、薫殿が落ち込みそうになったらなんとしてでも励ます(口が悪いのはやっぱり育ての親である薫殿に失礼だとは思ってしまいますが)ことが自分の役目だとちゃんとわかっている。
そういう2人の姿を新しく見られることが、うれしくてたまりません。
薫殿が弥彦を驚いたように見つめたのは、また心がくじけそうになるのを、弥彦にすっかり見透かされていたのと、それが目に見えてしまうほど自分はまだ立ち直れていないのだろうかという自信のなさ、だったりするんじゃないかなあって。
しょうがないよ、あれほど傷ついたのですもの。薫殿はほんとによくがんばっている。もっと自分を褒めていい。
鍔鳴りに同時にはっとするほど、2人は剣心といっしょにいたんだなあと思うと同時に、蒼紫様の光を失った目が痛々しい…。
剣心はとっさに自分を殺すことを蒼紫様の生きる目的にしましたが、応急手当としては悪手でした。
斎藤さんや志々雄様にいいように使われるのを、本来の蒼紫様なら、当然見抜けていたはずでした。
いいえそもそも、あのクズが分不相応な兵器などを持たなければ…マジであのクズなんで生きてるんだろう…(・言・ )

お風呂が常に用意されているということは、葵屋は相当な料亭なのですのう。
もちろん江戸幕府直下であるから当然といえば当然ですが、大人になってみると、ものすごい高級料亭だったんだとたまげます。
やがて任を解かれた御庭番のみなさまが、最後に京都で身の振り方を決め、そこに最後の御頭である蒼紫様の顛末を知っている剣心がやってきたというのは、ふしぎなよすがを感じずにいられません。
力を持った者同士が戦い合わなければいけないことも、渡り鳥がふと拾った小枝の届け先が巣の最後の仕上げに必要だったことも、渡り鳥を追いかけた小鳥が選んだ場所こそ正しい止まり木だったことも、すべてが同じ大きな流れの中にあるのだと、胸がじいんとします。

双子の妙さんと冴さんが本店と姉妹店をそれぞれ任されているくらいだから、お父様が二人の愛嬌と商才を見込んでだろうとは思いますが、めちゃくちゃ個人的な感情ですけれど、娘だからってそりゃあまりにも酷い仕打ちじゃないかと勝手に心が痛くなります(・×・`)
シモーヌはムリです…妹と離れて暮らすなんて想像すらできません…どうやってゲームしたらいいの…え、1人で…?!
でも妙さんと同じやさしい声と笑顔で励ましてもらって、薫殿がほっとしたように目に涙を溜めていて…。
知らない土地で、たった1人を探すのですから、不安があっても当然です。安心できる場所があってほんとうによかった。薫殿が冴さんにちゃんとご挨拶しているところも聞きたかったですが…まあ、描写してくれていた様なので、ヨシとします。
薫殿のきちんと躾けられて育ったお嬢さんなのがヘキなものですから。
礼儀作法家事一通りに仕立て、剣術まで身につけている薫殿のスペックの高さほんと好き、ちょうリスペクト!('∀'*)

剣心の操ちゃんに対する扱いが雑なのほんと面白い。
むやみやたらに親切にしていたら余計な人間関係が生まれるからかしら。結局お節介だけれど。
そういう処世術もまた剣心が流浪の中で身につけたもののひとつなら、少しさみしい気もします。

志々雄様が不満そうな由美さんに「我慢しな」っていう声があまりにやさしくておったまげました。
由美さんのこと、ちゃんと大事に思ってるんだなって…たった一言で納得させてくれるのがすごい…。
方治さんの心酔度もめっちゃ上がってますね。悪役として名高い志々雄様だからこそですのう。
志々雄様に比べれば、たしかに縁は二段も三段も劣る若造で、京都編と人誅編が比較されがちなのも圧倒的カリスマ性の差といえばしゃーなしとは思うのですが…。
大義よりも個人間の感情を削り合って傷を深くしその痛みをどう受けとめるかに焦点を合わせた人誅編のほうが好きです。
縁薫の民なのはもちろんですが、選択してきた道は誰も間違っていなく、各々が行き着いた先で喘ぎ息継ぎを繰り返しながら生きてきた証を立て合う、そんな人間模様に心惹かれます。
まあ縁薫の民であることが8割なのですが! 自分、縁薫結婚しねえかな〜〜思想ですから!!!(°∀° )


  • 2024.12.04