■ACC鑑賞
クラウドさんが、いろいろめんどくさい回り道をして家族って大切だと思うお話。
目新しさはとくになくても、アクションいっぱいで楽しく見させていただきました。
相変わらずケット・シーのかわいさにめろめろです。あのかわいさはひきょう以外の何物でもありませんとも。
エアリスが大好きで、それにCCFF7ですごくザックスが好きになったので、二人に会えてうれしかったです。
劇中のエアリスとザックスは、クラウドが見たがっている幻なのかなあと思いました。
少なくとも、ザックスとエアリスはもうどこにもいない。二人が思っていることは二度と聞けない。
でも、最後で子供が手を振っているのを見ると、そうでもないのかもしれません。
CCFF7で、ザックスに対してものすごく憤りを覚えました。
どうして諦めるんだって、最後の最後まで足掻かないのかって、悔しくて悔しくて眠れなくなるくらい。
すんなりクラウドに託すくらいなら、死ぬのはいやだと泣き言の一つでも言ってくれたほうがいいと思ったのです。
ミッドガルは目の前でもうすぐ好きな子に会えるはずだったのに。
ひどいことをされた恨みだってきっとあったはず。奪われた時間を取り返してやりたくなかったのか。
やりたいことを何一つやれなかった生き方で、死ぬのが悔しくなかったのか。
諦めてかっこいい死に方を選んで、どこが英雄だくそったれ！
といった具合で、CCFF7のEDを見たときはぎりぎりしまくりでした。
なのにザックスが好きなのは変わらない。むしろFF7の頃よりずっと好きです。
昔は、エアリスの初恋の相手としか見ていませんでしたもの。
後付けへの嫌悪はありましたが、気がついたらザックスが好きになっていました。
ザックスは、いつでも自分に正直です。下手をすると無神経にとられるくらいに正直です。
無理して自分を飾ろうとしないし、根っこがお日さまみたいに明るい人です。
これはもう、いくら怒っても好きになってしまったからしょうがないと思ってました。
私は大好きなザックスと愛しいエアリスがお互いに恋をしているのを見ていると、すごくしあわせです。
大変な日々を過ごしているザックスもエアリスも、ごくあたりまえの恋をしていた。
後の述懐するのも辛い出来事を知っているから、余計にうれしかったのかもしれません。
ただの男と女になって、互いを想うだけでしあわせになったり、苦しくなったり、泣きそうになったり、笑いたくなったり。恋は、そういう偉大な力を持っています。星だって手を出せないくらいの。
ザックスとエアリスは大好きなのですが、ACの最後はかなり複雑でした。
エアリスとザックスはもういない、あの世界ではもう星に還っているのです。
ジェノバの道具であるカダージュ達と同じで、星の道具にされているのではと不安でした。
とくにエアリスは古代種という運命にどうしようもなく流されたままなんじゃないかって。
エアリスの魂まで縛るなんて、ふざけんな。
でもACCのザックスの言葉を聞いて、縛られているわけじゃないと思えたんです。
「俺なら諦めない」
ザックスは諦めたんじゃなく、ほっとしたのかもしれません。
誰かを恨みたくなるような人生だったけど、結局自分のままで生きられた。
運命に流されてばかりだったけれど、信念や誇りを捨てることだけは、絶対にしなかった。
それはとても辛い生き方ではないでしょうか。
どこかで楽になる道を探したって、誰にも咎められはしません。
実際、ザックスもぼやくことだってあった。自分を化け物だと似合わない皮肉だって言っていました。
だから、自分の生き方を誇りに思いながら、あんな風に穏やかに死んでいけたんじゃないでしょうか。
だってもう、いくら辛くても、進まなくてもいい。楽な道を選ぶことが頭をよぎったりもしない。
ザックスは自分から解放されたんじゃないか、と思うのです。
それにクラウドという生きた証が残っている。残せるものの大きい小さいなんか全然関係ない。
トモダチは生きているのだから、それでいい。
そう思えるほどにザックスは強い人だったんだなあと、見終わった後にじんとしました。
何年かかかりましたが、ようやくザックスの憧れた英雄がわかった気がします。
セフィロスのように強く、アンジールのように信念を持ち、何よりザックスのままでいること。
今は、ザックスがあんまりかっこよすぎてむかつくくらいです。
古代種であるエアリスが星に還ったあともどこかにいたって、不思議ではないのでしょう。
でもザックスは普通の人間です。おまけにやっかいなジェノバ細胞まで持っています。
星はあまり歓迎したくないでしょう。
そのザックスが、どうして元の姿のまま教会にいたのかと考えると、やっぱり幻ではないのかもしれません。
諦めたりしないザックスは、エアリスのことも諦めなかったのでは？ と思うのです。
カットされたエアリスが花畑にいるところ、追加された丘に花が咲いているところ。
これは、エアリスは一人ぽっちではないよってことなのかなあと。
ジェノバという厄介なものを逆に使って自分を残すことを選んだザックスが、つきっきりでいるんじゃないかと。
ザックスがエアリスの手を引いて、空を見せるために自由に世界中を飛び回っている気がするのです。
２年もの間エアリスが感じられなかったのは、ザックスが星に関わらせなかったのかもしれません。
だってそうじゃないと、エアリスが何もしない理由がないんです。
クラウドはあんなに悩んでいるし、ティファだって苦しんでいる。
大切な仲間を、エアリスがだまって見ているはずない。
星に還れば、ライフストリームの流れになる。
その中でエアリスが古代種として残されてしまうなら、ザックスなら変えようとするでしょう。
メテオや再び現れたジェノバがクラウド達を苦しめなければ、教会で見届けることもしなかったかもしれません。
結局のところ妄想が入りまくった極論です。
これじゃあザックスはエアリスの気持ちを無視しまくりのひどいヤツじゃないか、と自分でも思います。
でもザックスには、これくらいわがままでいてほしいとも思っています。
目新しさはとくになくても、アクションいっぱいで楽しく見させていただきました。
相変わらずケット・シーのかわいさにめろめろです。あのかわいさはひきょう以外の何物でもありませんとも。
エアリスが大好きで、それにCCFF7ですごくザックスが好きになったので、二人に会えてうれしかったです。
劇中のエアリスとザックスは、クラウドが見たがっている幻なのかなあと思いました。
少なくとも、ザックスとエアリスはもうどこにもいない。二人が思っていることは二度と聞けない。
でも、最後で子供が手を振っているのを見ると、そうでもないのかもしれません。
CCFF7で、ザックスに対してものすごく憤りを覚えました。
どうして諦めるんだって、最後の最後まで足掻かないのかって、悔しくて悔しくて眠れなくなるくらい。
すんなりクラウドに託すくらいなら、死ぬのはいやだと泣き言の一つでも言ってくれたほうがいいと思ったのです。
ミッドガルは目の前でもうすぐ好きな子に会えるはずだったのに。
ひどいことをされた恨みだってきっとあったはず。奪われた時間を取り返してやりたくなかったのか。
やりたいことを何一つやれなかった生き方で、死ぬのが悔しくなかったのか。
諦めてかっこいい死に方を選んで、どこが英雄だくそったれ！
といった具合で、CCFF7のEDを見たときはぎりぎりしまくりでした。
なのにザックスが好きなのは変わらない。むしろFF7の頃よりずっと好きです。
昔は、エアリスの初恋の相手としか見ていませんでしたもの。
後付けへの嫌悪はありましたが、気がついたらザックスが好きになっていました。
ザックスは、いつでも自分に正直です。下手をすると無神経にとられるくらいに正直です。
無理して自分を飾ろうとしないし、根っこがお日さまみたいに明るい人です。
これはもう、いくら怒っても好きになってしまったからしょうがないと思ってました。
私は大好きなザックスと愛しいエアリスがお互いに恋をしているのを見ていると、すごくしあわせです。
大変な日々を過ごしているザックスもエアリスも、ごくあたりまえの恋をしていた。
後の述懐するのも辛い出来事を知っているから、余計にうれしかったのかもしれません。
ただの男と女になって、互いを想うだけでしあわせになったり、苦しくなったり、泣きそうになったり、笑いたくなったり。恋は、そういう偉大な力を持っています。星だって手を出せないくらいの。
ザックスとエアリスは大好きなのですが、ACの最後はかなり複雑でした。
エアリスとザックスはもういない、あの世界ではもう星に還っているのです。
ジェノバの道具であるカダージュ達と同じで、星の道具にされているのではと不安でした。
とくにエアリスは古代種という運命にどうしようもなく流されたままなんじゃないかって。
エアリスの魂まで縛るなんて、ふざけんな。
でもACCのザックスの言葉を聞いて、縛られているわけじゃないと思えたんです。
「俺なら諦めない」
ザックスは諦めたんじゃなく、ほっとしたのかもしれません。
誰かを恨みたくなるような人生だったけど、結局自分のままで生きられた。
運命に流されてばかりだったけれど、信念や誇りを捨てることだけは、絶対にしなかった。
それはとても辛い生き方ではないでしょうか。
どこかで楽になる道を探したって、誰にも咎められはしません。
実際、ザックスもぼやくことだってあった。自分を化け物だと似合わない皮肉だって言っていました。
だから、自分の生き方を誇りに思いながら、あんな風に穏やかに死んでいけたんじゃないでしょうか。
だってもう、いくら辛くても、進まなくてもいい。楽な道を選ぶことが頭をよぎったりもしない。
ザックスは自分から解放されたんじゃないか、と思うのです。
それにクラウドという生きた証が残っている。残せるものの大きい小さいなんか全然関係ない。
トモダチは生きているのだから、それでいい。
そう思えるほどにザックスは強い人だったんだなあと、見終わった後にじんとしました。
何年かかかりましたが、ようやくザックスの憧れた英雄がわかった気がします。
セフィロスのように強く、アンジールのように信念を持ち、何よりザックスのままでいること。
今は、ザックスがあんまりかっこよすぎてむかつくくらいです。
古代種であるエアリスが星に還ったあともどこかにいたって、不思議ではないのでしょう。
でもザックスは普通の人間です。おまけにやっかいなジェノバ細胞まで持っています。
星はあまり歓迎したくないでしょう。
そのザックスが、どうして元の姿のまま教会にいたのかと考えると、やっぱり幻ではないのかもしれません。
諦めたりしないザックスは、エアリスのことも諦めなかったのでは？ と思うのです。
カットされたエアリスが花畑にいるところ、追加された丘に花が咲いているところ。
これは、エアリスは一人ぽっちではないよってことなのかなあと。
ジェノバという厄介なものを逆に使って自分を残すことを選んだザックスが、つきっきりでいるんじゃないかと。
ザックスがエアリスの手を引いて、空を見せるために自由に世界中を飛び回っている気がするのです。
２年もの間エアリスが感じられなかったのは、ザックスが星に関わらせなかったのかもしれません。
だってそうじゃないと、エアリスが何もしない理由がないんです。
クラウドはあんなに悩んでいるし、ティファだって苦しんでいる。
大切な仲間を、エアリスがだまって見ているはずない。
星に還れば、ライフストリームの流れになる。
その中でエアリスが古代種として残されてしまうなら、ザックスなら変えようとするでしょう。
メテオや再び現れたジェノバがクラウド達を苦しめなければ、教会で見届けることもしなかったかもしれません。
結局のところ妄想が入りまくった極論です。
これじゃあザックスはエアリスの気持ちを無視しまくりのひどいヤツじゃないか、と自分でも思います。
でもザックスには、これくらいわがままでいてほしいとも思っています。
- 2009.04.25