はだかもわるくない

うちの猫は近頃服を着ており、とても文明的です。ちなみに犬用の服ですが気に入っているようでなによりです。
それがどうしたことか、今日はなぜかすっぽんぽん。
あまりの露出っぷりに、あわあわしたのは言うまでもありません。

レコードを、やらなくてはいけないなあとは思うのですが、どうにも気が進みません。
むしろやらないほうが、気持ちの面でも楽なように思います。
けれども、リクとカイリのムービーシーンだけはもう一度見たいので、苦行を越えなければなりません。
最初のPVでは、あんなに楽しみだったのが、どうしてこうなってしまったんだろうと、嘆き悲しむばかりです。
別に、テラ達を助けたくないわけではないのです。むしろ、早くしあわせになってほしいのです。
でも、あの子達の人生を使われるなんて、ふざけんな! と思ってしまいます。
王様達の非人道的な行いを見なければいけないのが、辛くてしかたないのです。
以前もわめきましたが、なによりも、ナミネがいいように使われているのがかわいそうでならないのです。
ナミネのしあわせは、どうなってしまうのですか。あれ以上の重荷を背負わせるなんて、あまりにも酷です。
もちろん、シモーヌはとっくに対象者ではなくなっているのは重々承知しております。
なので好きな世界のほうばかり見ていよう、と勝手に決めております。
もちろん新作も追いかけますし、島っ子が冒険てな具合に進めばころっと態度変えますとも。
でも現在は、どうも、違うなあと感じるばかりですので、遠くから見守りたい的な。
つまりおいしいとこだけ食べます。
そんなまるはだか精神で生きていきたい所存です。

話はまるっと変わりますが、KHピアノコレクションでの、トラヴァースタウン。
聞き込めば聞き込むほど、いいなあとしみじみします。
音楽のことはさーっぱりなシモーヌですが、とにかくいいなあと思わずにいられません。
ピアノアルバムのほうの、どことなく子供っぽく感じられるリズムが、とくによくて。
もともと、トラヴァースタウンは、わずかながら悲壮さを持ち合わせていました。
それはもちろん、住む場所を失った人が行き着くところだからです。
けれども同時に、生まれてまだ間もない世界であり街であり、子供達と同じでもあるのです。
いやあ、当時はとにかくトランプとレディーの噴水や、マーリン様のとこで砂糖つぼ君を探すのに夢中で。
そんなわけでちーっとも気付かなかったのですが、ピアノアルバムのおかげで気付けた次第です。
この、子供達と同じという部分、なぜだかすごくぐっときて、好きなんです。
ぶっとんだたとえになりますが、世界にも心があるというのは、土着信仰と似ているなあと感じるのです。
だからこそ、あの世界観に強く惹かれずにはいられないのでしょう。とてもディズニー的な面でもありますから。
残念ながら島っ子が同時に訪れることはありませんでしたが、それでも深く心に刻まれたことでしょう。
なにしろ、自分達以外の人が住む街は、トラヴァースタウンがはじめてだったのですから。
そういえば、ずっと気になっているのですが、2でのダークシティは、どこの街なのでしょう。
最初は、もしやここは…とすっげ不安になりましたが、それらしい記述はなかったのでほっとしたものです。
製作者様の声もいいのですが、街などの設定なども見たいなあと思うばかりです。
アルマニαの巻末資料は、いまでもシモーヌの宝ものです。だって島っ子がにゃんにゃんしてますものっ。
あんなに楽しい島だったのかなあと、想像してはにやにやするばかりです。


  • 2010.10.25