新アニメ14話感想


(クリックで大きく表示されます)
縁薫の民による縁薫の民のための妄想鬼盛り次回予告ですが、ひとつ目標がありました。
いえ、目標というのもおおげさなのですが、せっかくの一つ屋根の下なのです。和解は土台無理だとしても、普通に会話するようになってくれねえかな〜あわよくば縁薫結婚しねえかな〜〜的な下心のもとに、薫殿が縁のことを「縁」と呼ぶこと、これです。あなたとかの距離があるかんじではなく、こう、至極自然にごく普通に呼びかけるときに、薫殿が縁と言ってくれたらいいなあって。
いままでも、よーしばっちりキメてやるぜおれっちはやってやるぜ! の心意気でいたのですが、なんと申しますか、意気込みは威勢良くあるというのに、隙がない…だと…!? の大きな壁にごっつんこしておりました。
ほかはいろいろ達成できてたのです。
縁が余計なことを考えずに済むよう仕事に没頭気味のワーカホリックで手段が目的になってるとこはごりごり盛り込んでいけましたし、薫殿が元気にのんきに健康的に過ごせていて、縁でひまつぶしして楽しんでいるのも入れ込めたのでたいへん満足です。なにより縁がちゃんと薫殿の話を聞いてるのが大事なのです。弱ってるとこ晒してしまった薫殿には装わなくなった縁がとても好きなので…。
当初の目標であった名前呼びも、妹も自然すぎて気付かなかったとのことで、ミッションコンプリートです。ガハハ!
予告はなくてもいい免罪符もありますし、残機減りすぎ問題も次回に続けば回避可能!
という次第で、今後とも大手を振って縁薫妄想次回予告をお送りいたします。
薫殿と弥彦が普通にしゃべってるだけでもかわいいですが、やっぱりトンチキロマンチックは必要よね!
でも薫殿は子供には甘いので、由太くんまではお茶の子さいさいにはしないと思うとです…。
シモーヌは薫殿激推しなので重箱の隅をまち針でつつくように薫殿の解釈違いは許さない過激派です。

本編は弥彦が赤べこで働くようになったところ。
燕ちゃんも登場で、とうとう弥彦にも運命の相手がと感慨深い回です。
神谷活心流の後継者は薫殿なのでは…? あと弥彦の手をもう少し子供っぽく描いてほしかったな…と、いろいろ細かいところが気になりました。
新OPはとてもオシャンティでしたね。歌舞伎座の枡席にいながら立ち上がっているのは、剣心がまた舞台に上がらなければならないことを示唆しているのでしょうか。
薫殿の泣き顔が切なくなるほどきれいで、この健気な子を泣かせるのはだれだと憤りすらありました。
弥彦の保護者三人があれこれと言い合ってるのとても自然な日常で、胸が熱くなります。
薫殿が買い食いを怒るのは、いかに自由平等な時代とはいえ、行儀が悪いからでしょうか。ほんとちゃんと弥彦を食べさせて面倒をみてあげている薫殿、えらいと思います。16歳はあの時代ではもう大人扱いとはいえ、まだまだ大人になりきってはいない年頃です。薫殿が一人でがんばっているのを、もっと褒められてもいいと、ずーっと思ってます。
ほんと薫殿はえらい。しっかりしようとがんばってる。まだまだ誰かに頼りたいだろうに…はあ、好き……。
剣心が洗濯物をしているとき、洗濯板(使われるのは大正からだそう)が無いの時代考証がしっかりしてますのう。
でも手洗いはけっこうな大仕事なので、洗濯板を使ったほうが便利に決まってます。こまけぇこたぁいいんだよ!
弥彦が通っているのが赤べこだとわかり、ドヤッとする薫殿ほんとかわいいですね…。
燕ちゃんの分も炭の袋持ってあげる弥彦はほんと理解のある彼君の素質が53万。ふらふらしながらもがんばってるのえらい! かっこいいぞ!
それにしても赤べこには柄の悪い人が集まりがちですね…。それだけ評判のお店を切り盛りしている妙さんもえらい!
薫殿と妙さんが友達なのすごく好きなのですが、お父さんと一緒に通っているうちに仲良くなったのかしら。
それとも柄の悪い客を越路郎さんがたしなめたのがきっかけとか。妙さんが薫ちゃんと呼ぶようになった経緯、アニメオリジナルで補完があったらいいなあと思います。
剣心がなにを考えているかを、左之助や薫殿のモノローグで語られることが多いですが、左之助の飄々とした気風はその実、物事を俯瞰して考えられる人で、薫殿はその素直さがより現れてしまうの、ほんとうに上手い手法だなあって。
でも子供を寄ってたかって殴るような輩は問答無用でのしちまえ、と思ったりします。薫殿のほうが正しいよ…。
今回いちばんうれしかったのは、ちゃんと薫殿が弥彦に神谷活心流のあり方を説いてくれたことでした。
そうそう、これですこれが見たかったのです!
薫殿もお父上にそう教わり、そして弥彦に伝えていく…後継者は弥彦だと、おかげですとんと納得できました。
人を生かしながら自分をも守らねばいけない戦い方は、ただ一心に戦うより、ずっとむずかしい。
薫殿は人知を超えた才能を持ち得なかったけれど、相手の力量を違わず図り、どう戦うか、どう立ち回ればいいかをきちんと理解できるようになれました。もっと誇っていいのに、剣術に対してはけして驕らない薫殿の真摯さがほんとうにすてきです。もっと薫殿が戦うところが見たいと思ってしまうのは、彼女に恋しているからなのはもちろんですが、戦う姿がおそろしく冷静で落ち着いていて、そういう剣士としての姿にもまた恋い焦がれてしまうからなのです。
胴着姿のときのお胸につい目がいってしまうのは不可抗力ですが…たゆん…(*ノωノ)
岡っ引きと当時の警察がどれほど差があるのかはわかりませんが、強盗そのものを防げば燕ちゃんに害は及ばないと考えられる弥彦の賢さに感心するばかりです。起こらなければ、罪にはならない。
夜更けに女の子一人でだなんて、薫殿だって女の子なのに…。でも弥彦を見守り、燕ちゃんを諭して、こんなにしっかりした女性に育て上げた越路郎さんはどんな方だったのかますます気になります。
今回いちばん腹が立ったのが、薫殿が燕ちゃんを送っていくという女の子二人で夜道を歩かせたところがそのままだったことです。
いやそこは男が三人もいるんだから送っていかんかい!と原作でもひどすぎてのけぞった描写だったので…。
そこまで物騒ではないにしても、薫殿は木刀を持っているわけでもなかったようですし、燕ちゃんを送ったあとで一人で夜中の帰り道をいくわけでしょう? そこでなにか起こったらどうするんだと、むかむかしました。
だから薫殿が攫われたり殺されたりするんだよと、明後日の方向に怒りが向いてしまってしんどいです…。
話の展開の都合といえばそれまでですが、あの用心の足りなさが無用の悲劇を生むと思うと、登場人物をあまりにばかにしすぎていないかとやるせなくって…。
いや失礼、愚痴を申しました。わかっていても、薫殿の死に顔はどうしても見たくないんです。もうつらくってぇ…。
そこだけ目を瞑りミュートしてやり過ごそうと身構えています。子供心に、薫殿のあまりに惨い殺され方が吐きそうなほどつらかったの、きっと大勢いるのでしょうね…。
新EDは歌がとてもお気に入りで絶賛リピしてます。かっこいい!
傘を差しかけてあげる薫殿のやさしい心が、どんなに剣心にはありがたかったか、よくわかりますのう。
安心してください、シモーヌはちゃんと剣心が薫殿が結婚してしあわせな夫婦になるとわかってます。
それでも縁薫結婚しねえかな〜って言ってしまうのは、薫殿がいればしあわせになれる縁がいて、縁が薫殿をしあわせにしたいと思うようになってくれたら、めちゃくちゃ最高なのにな〜〜〜思想にどっぷりだからです。
性癖は、どうあっても、一生曲げられないのですよね…。


  • 2023.10.12