紫雲英を西へ

ヤマボウシ銀梅花(ルート分岐)→紫雲英と続いています。

縁と薫殿の関係性とはなにか。
原作に寄って考えれば、とくになにかあったというわけではない…とは言わせません!
最後の戦いで、薫殿の声に、縁が反応を示すの、すごくいいなあと、十何年も思っています。
自分勝手の塊のような縁には、薫殿の声が聞こえる。
うひょーこれは絶対何かあったやろそうやろ! と思い込むには十分な描写でした。
星霜編は…固く封印していますが…あれほんとつらいしんどい吐くほど泣ける薫殿が可哀想で…
で、あの孤立した場所において、二人がごく当たり前に日々を過ごしたこと。
薫殿は、縁もまた傷付いた人の一人だと、よくわかっていたのではないかなあ、と思うのです。
多くの人が時代の流れに翻弄され、剣心と縁の私闘が当然とされる中、邪魔立てすることは一切しません。大切な剣心を失うかもしれない戦いを、17の女の子が見守るしかないのは、さぞ辛かったろうなあと。
けれど一旦その戦いが中断されたとき、薫殿は、縁に対する私憤を見せることはありませんでした。
それどころか、ただ普通に接するのです。薫殿らしく、態度を変えません。
ほんっとうに、よく我慢できるね!? と見ていた側はびっくらぽんです。
自分が正義理論をかさにする縁に、反論はいくらでも浮かびます。仕方ないとも思いますけれど。
復讐とは、死者の思いなどわからぬ自分がしたいからするだけ! が個人的な感覚です。
それだけを胸に生きた縁は、何も成長せず、体だけが大人になった人物だとも思います。
薫殿が縁についてなにか考えるとき、インターネット仲人おばさんは、薫殿の声が聞こえるようになったことについて、言及しなくては気が済みません。
関係性の最も象徴的であり最大のエモーショナルぽいんつは、薫殿の声が聞こえるようになった縁。コレです!ココなんです!何がどうしてそうなったの詳しく!!
妹と話していても、やはり縁と薫殿が人同士として接していたことに尽きます。
ただもう、縁は泥沼闇に自らどっぷり沈んでいるので、絶対的な光属性の薫殿でも届くには至りませんでした。
来年はるろ剣イヤーですし、ゲームだそうよ!! 乗るしかない、このビッグウェーブに!!
剣心組というけれど、中心にいるのは薫殿なのです。
受け入れてもらえることが、どんなに幸福かを知っている人達だから、薫殿のいるところに、自然と留まるのです。
時間さえ、時間さえあればなあ…! って歯ぎしりしちゃう。
縁を自然に受け入れて、縁もそれを当然とし始めて……はあ〜マジ惜しい!!だがそれがいい!!
そんな人生でした。まだまだこれからです!! 縁薫の可能性を、あきらめないッ!!!!

続いていたお話は、おそらくたぶん、ここにていったん幕引きの予定です。
薫殿の絶対光属性を、縁なりに解釈したら、どうなるの、的な……………………
紫雲英(げんげ)は蓮華草の別名で、生薬にもなる、春の季語。つまり薫殿だなって思いました!


  • 2020.01.17